第9回日本バイオロギング研究会シンポジウム
日時:2013年11月7日~8日
場所:東京大学 大気海洋研究所
実行委員長:佐藤克文
テーマ講演「海洋動物研究を発展させる新型バイオロギング装置に関する現状と将来展望」
佐藤克文(東大大海研)
「趣旨説明」
Payne N.L. (Univ. New South Wales)
「音と動き:音響テレメトリーと加速度計を用いて調べる水生動物のエネルギー収支、および行動と環境の対応関係」
依田憲(名大院環境)
「オオミズナギドリに搭載したGPSロガーで測定する海水面流況」
野田琢嗣(京大院情報)
「ジャイロスコープデータロガーの開発と応用」
牧口祐也(日大生物資源)
「魚類の脳波からわかること~脳波ロガー開発の試み~」
Meyer C.G. (Univ. Hawaii)
「自由遊泳するサメや魚類の食物摂取と消化の自動計測手法」
一般講演(ポスター発表)
矢澤正人(数理研)・時田賢一(岩手大)・藤田紀之(明治大)・後閑政昭・高橋広和(数理研)・前嶋美紀(まえちゃんとねっと)・東 淳樹(岩手大)・瀬川典久(岩手県立大)
「リアルタイムトラッキングのために開発したGPS-TXの紹介」
國分亙彦(極地研)・金政勲(KOPRI)・高橋晃周(極地研)
「カメラロガーにより明らかになった南極沿岸海洋生態系におけるナンキョクオキアミとサルパの同所的分布」
Takatsuki N., Kawabata Y., Hasegawa T., Sakakura Y., Furukawa S., Kawabe R., Nishihara G.N., Ishimatsu A., Soyano K., Yamada M., Kinoshita T., Yamawaki N., Morii Y. (Nagasaki Univ.)
“Bio-logging of moving habitats: occurrence and foraging behavior of the common dolphinfish Coryphaena hippurus aroud drifting seaweed rafts”
Kawabata Y. (Nagasaki Univ.), Noda T. (Kyoto Univ.), Nakashima Y. (Nagasaki Univ.), Nanami A., Sato T. (FRA), Mitamura H., Arai N. (Kyoto Univ.), Yamaguchi T., Soyano K. (Nagasaki Univ.)
“Benthic crab or elusive fish: a technique for monitoring feeding behaviors on multiple prey types in fish using a gyroscope/ acceleration data-logger”
中村乙水・佐藤克文(東大大海研)
「マンボウが日向ぼっこをする訳」
森友彦・宮田直幸・佐藤克文(東大大海研)
「左右加速度を用いたスズキの酸素消費速度の推定」
吉田誠(東大大海研)・山本大輔(豊田市矢作川研)・酒井博嗣(矢作川水族館)・佐藤克文(東大大海研)
「河川と湖で異なる外来魚チャネルキャットフィッシュの行動パターン」
山根美咲・福岡拓也・楢崎友子・佐藤克文(東大大海研)
「北太平洋におけるアカウミガメオス個体の回遊経路」
福岡拓也・楢崎友子・佐藤克文(東大大海研)
「アオウミガメ亜成体における食性と回遊経路の比較」
Yamamoto T., Takahashi A. (NIPR), Sato K. (Univ. Tokyo), Oka N. (Yamashina Inst. Ornithol.), Yamamoto M. (Nagaoka Univ. Tech.), Trathan P. (BAS)
“Individual consistency in migratory behavior of a pelagic seabird”
河野裕美・水谷晃(東海大沖縄地域研)・村越未來(長崎ペンギン水族館)・依田憲(名大院環境)・山本誉士(極地研・北大院水)
「仲ノ神島で繁殖するカツオドリの非繁殖期の利用海域と活動パターン」
粂佑奈・新妻靖章(名城大院農)・水谷友一・永田瑞穂・白井正樹(名大院環境)
「異なるクラッチサイズを持つウミネコのエネルギー消費量」
佐藤信彦・菊池デイル万次郎・安達大輝(総研大)・綿貫豊(北大院水)・伊藤元裕・高橋晃周(極地研)
「ウトウにおけるファインスケールでのカタクチイワシ採餌戦略」
菊池デイル万次郎(総研大)・渡辺佑基(極地研)
「なぜ、ウミスズメ類は小さな体でも長い時間潜水できるのか?」
Thiebot J.B., Takahashi A., Ito M. (NIPR), Suzuki Y., Watanuki Y. (Hokkaido Univ.)
“Cascading or carry-over effects? New insights in seabirds’ breeding timing and success from their at-sea ecology before breeding”
米原善成・佐藤克文(東大大海研)
「ダイナミックソアリングのスケーリング則」
後藤佑介(東大大海研)・依田憲(名大院環境)・佐藤克文(東大大海研)・島谷健一郎(統数研)
「角度統計モデルとGPS軌跡データを用いた個体間相互作用の推定」
竹田努(宇都宮大農)・佐藤雪太(日大)・杉田昭栄(宇都宮大農)
「感染カラスの診断ツールとしてのバイオロギング」
鈴木一平・佐藤克文(東大大海研)
「アシカ科における遊泳速度を用いた野外代謝速度の推定」
長谷一磨・高橋依里・俵本姫里・渡辺好章・力丸裕・太田哲男・飛龍志津子(同志社大)
「音響テレメトリ計測によるFMコウモリの混信回避行動の分析」
秋山優・佐藤克文(東大大海研)・松田好生・櫻井夏子(南知多ビーチランド)
「ハンドウイルカの遊泳に造波抵抗が与える影響」
岩田高志(東大大海研)・坂本健太郎(北大獣医)・内藤靖彦(バイオロギング研)・高橋晃周(極地研)
「オットセイの意思決定」
吉野薫・安達大輝(総研大)・Robinson P.W. ・Costa D. (UCSC)・高橋晃周(極地研・総研大)「キタゾウアザラシの換毛後回遊と繁殖後回遊間における捕食行動と潜水努力量の比較」
安達大輝(総研大)・Maresh J.・Robinson P.W.・Paterson S.・Costa D. (UCSC)・内藤靖彦(バイオロギング研)・渡辺佑基・高橋晃周(極地研・総研大)
「長期回遊中アザラシの遊泳コストをストローク数で追跡する」
ワークショップ
佐藤克文(東大大海研)
「バイオロギングに使える特定小電力無線局の作成について」
白井正樹(名大院環境)・米原善成(東大大海研)
「オオミズナギドリ研究の現状と将来展望」
野田琢嗣・小泉拓也・三田村啓理(京大院情報)・荒井修亮(京大フィールド研)
「ジャイロセンサー搭載データロガーの実物紹介」