第8回日本バイオロギング研究会シンポジウム

日時:2012年10月27日
場所:北海道大学 水産学部
実行委員長:綿貫 豊

テーマ講演「空間生態学:バイオロギングを使った高次捕食者研究と海洋環境」
Suryan R. (Oregon State Univ.), Ozaki K., Sato F. (Yamashina Institute for Ornithology), Sievert P.R. (Univ. of Massachusetts-Amherst), Deguchi T. (Yamashina Inst. Ornithol.), Fischer K.N. (U.S. Geological Survey), Balogh G.R. (U.S. Fish & Wildlife Service)
“Many lessons learned from long-term tracking studies of albatrosses”
山本誉士・高橋晃周(極地研)・佐藤克文(東大大海研)・岡奈理子(山階鳥研)
「オオミズナギドリの空間利用~目視観察・バイオロギングデータを用いた分布予測~」
伊藤元裕・渡辺佑基・高橋晃周(極地研)
「限られた餌場での採餌:定着氷域におけるアデリーペンギンの採餌場所選択」
Thiebot J.B. (Centre National de la Recherche Scientifique), Lescroel A. (Universite de Rennes), Barbraud C., Bost C.A. (Centre National de la Recherche Scientifique)
“Post-natal dispersal and diving behavior ontogeny in juvenile Emperor penguins Aptenodytes forsteri”
金治 佑・南川真吾(国際水研)
「カマイルカの分布域推定 物理環境から季節回遊を予測できるか?」
Syamsuddin M.L., Saitou S. Hirawake T. (Hokkaido Univ.)
“Ocean climate variability induced favorable oceanographic conditions to bigeye tuna (Thunnus obesus) catches in the Eastern Indian Ocean”
島谷健一郎(統数研)
「動物の意思を知りたいモデリング」

一般講演(ポスター発表)
山口 紘(北大院環境)・津田裕一・山本眞司・坂本 亘(近大水研)
「養殖生簀内におけるマサバの自然産卵行動」
木村龍一(北大院環境)・本田健太郎・篠原陽・宮下和士(北大FSC)
「電波テレメトリーを用いた北海道東部忠類川でのサクラマスの遡上生態に関する研究」
篠崎梢・竹田努・杉田昭栄・青山真人(宇都宮大農)
「飯田市内で放鳥したカラスの長距離移動の軌跡」
竹田努・篠崎梢・杉田昭栄(宇都宮大農)
「市販のGPS data loggerを利用したカラスの行動追跡」
山本純也・依田憲(名大院環境)
「都市部沿岸で繁殖するカワウの移動・採食行動」
筒井康太(名大院環境)・水谷晃・村越未來・河野裕美(東海大沖縄地域研)・依田憲(名大院環境)
「移動経路追跡から見られたカツオドリにおける複数の採餌パターン」
水谷晃・村越未來・河野裕美(東海大沖縄地域研)・筒井康太・依田憲(名大院環境)・山本誉士
「マイクロビデオカメラを用いたカツオドリ幼鳥の飛翔特性~飛翔パタンと角度及び風向風速の関係~」
米原善成・佐藤克文(東大大海研)
「ビデオロガーを用いたオオミズナギドリの採餌の観察」
Yamashita R., Takada H., Miyazaki M. (Univ. Tokyo), Yamamoto T. Takahashi A. (NIPR), Yamamoto M. (Nagaoka Univ. Tech.), Trathan P.N. (BAS), Watanuki Y. (Hokkaido Univ.)
“Persistent organic pollutants (Pops) in preen gland oils from streaked shearwaters reflect exposure in overwintering areas”
Ito A., Yamashita R., Takada H., (Tokyo Univ. Agr. Tech.), Yamamoto T. (NIPR), Shiomi K. (Univ. Tokyo), Zavalaga C., Abe T. (Nagoya Univ.), Watanabe S. (Fukuyama Univ.), Yamamoto M. (Nagaoka Univ. Tech.), Sato K. (Univ. Tokyo), Kohno H. (Tokai Univ.), Yoda K. (Nagoya Univ.), Watanuki Y. (Hokkaido Univ.)
“Preen gland oil of GPS tracked streaked shearwaters indicate spatial pattern of marine pollution in the seas around Japan”
平田和彦(北大院水)・高橋晃周(極地研)・綿貫 豊(北大院水)
「人工光を利用した海鳥の夜間採餌行動をジオロケータで推測できる可能性」
保科賢司・鈴木優也(北大院水)・菊池デイル万次郎(極地研)・Zavalaga C.B.(Nagoya Univ.)・綿貫豊(北大院水)
「天売島のウトウの餌のスイッチングとGPSトラッキングによる採餌域の推定」
高橋晃周・伊藤元裕(極地研)・鈴木優也・綿貫豊(北大院水)・山本誉士・飯田高大(極地研)・Trathan P. (英国極地研)・新妻靖章(名城大農)・桑江朝比呂(港湾空港研)
「ジオロケータと安定同位体分析を用いたウトウの渡り・越冬生態の解明」
菊池デイル万次郎(極地研)・保科賢司・綿貫豊(北大院水)・高橋晃周・渡辺佑基(極地研)
「Why can they fly and swim? Dynamic similarity between flight and swimming in Rhinoceros auklets」
佐藤克文・青木かがり(東大大海研)・渡辺佑基(極地研)・Miller P.J.O. (セントアンドリュース大)
「遊泳による移動コストは中性浮力の時に最小となる」
白井正樹(名大院環境)・粂佑奈(名城大院農)・伊藤元裕(極地研)・山本麻希(長岡技大生物)・依田憲(名大院環境)・新妻靖章(名城大院農)
「間接エネルギー消費量推定法である二重標識水(DLW)法の海鳥への適用とバイオロギング手法との連携」
森貴久(帝科大)・内藤靖彦(バイオロギング研)・高橋晃周(極地研)
「素潜り漁における潜水行動」
鈴木一平(東大大海研)・内藤靖彦(バイオロギング研)・Fahlman A. (TAMU)・Trites A.W. (UBC)・宮崎信之・佐藤克文(東大大海研)
「浮力や抵抗の違いがトドの最適遊泳速度に与える影響」
高橋菜里(北大院環境)・服部薫(北水研)・後藤陽子(稚内水試)・大島慶一郎(北大低温研)・宮下和士・三谷曜子(北大FSC)
「北海道に来遊したトドの初夏における回遊および潜水行動」
小林万里・加藤美緒・木内政寛・羽根田貴行・増渕隆仁・片貝耕輔(東農大生物産業)
「採餌行動の多様性から考えるゴマフアザラシの生息環境」
佐々木裕子(北大院水)・関口圭子(国際基督大)・斉藤誠一(北大院水)
「南東ベーリング海における鯨類の空間分布様式」
小見山桜楽・市川光太郎・荒井修亮(京大院情報)
「コンター抽出ソフトウェアを用いたジュゴン鳴音の分類」
各務裕佳子・高橋依里・西岡卓哉・飛龍志津子・力丸裕・渡辺好章(同志社大)
「複数個体飛行時におけるFMコウモリの混信回避行動の分析」
中島佳奈・奥山隼一(京大院情報)・松井研太(京大院工)・中村裕一(京大院メディセン)・和田彩奈・荒井修亮(京大院情報)
「動画解析技術を用いた動物認知に関する研究:アオウミガメの首振り運動と滞在環境の関係」
白川北斗・福田覚(函館国際水産海洋都市推進機構)・宮下和士(北大FSC)・小松正(グーテック)
「漸深層で使用可能な同期機能実装型バイオロギングデバイスの開発:取り組みの紹介とフィールド検証」
弥富秀文・平野裕典(キュービック・アイ)
「アルゴス高速通信チャンネルを用いたJPEG静止画像の転送」

ワークショップ
宮本佳則(海洋大)
「超小型データロガーのこれまでとこれから―利用者が望むもの、開発者が考えるもの―」
山本誉士(極地研・北大院水)・塩見こずえ・佐藤克文(東大大海研)
「オオミズナギドリ研究集会」